“しひん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
史彬33.3%
資禀33.3%
資稟33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これより帝優游自適ゆうゆうじてき、居然として一頭陀いちずだなり。九年史彬しひん死し、程済ていせいなお従う。帝詩をくしたもう。かつしたまえる詩の一に曰く
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
永楽えいらく元年、帝雲南うんなん永嘉寺えいかじとどまりたもう。二年、雲南をで、重慶じゅうけいより襄陽じょうよういたり、また東して、史彬しひんの家に至りたもう。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
およソ物ニ先天アル事、人ニ資禀しひんアルガ如シ。人ノ性下愚ナル者ハ、孔孟これヲ教フトいへどモ無益也。物ノ性よろシカラズバ、易牙えきが之ヲルト雖モ無味也……」
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
シカモ手ヲ握ツテ傾倒スルモ崖岸がいがんニ立タズ、晨夕盤桓しんせきばんかんシテあやまツテ知己ヲ以テ許サルヽ者我ガ家里誠県ノ如キハシ。誠県資稟しひん明敏、容儀閑雅ナリ。わかクシテ斎藤拙堂翁ニ従ツテ古文ヲ学ブ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)