“したづかさ”の漢字の書き方と例文
語句割合
下司100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
父君の前をもよきにいひなし給へといふ。太郎まゆひそめて、あやし、此の国のかみ下司したづかさあがた何某なにがしと云ふ人を聞かず。我が家一六〇保正をさなればさる人のなくなり給ひしを聞えぬ事あらじを。
今にもかの女召して、おのれが罪なき事を覚らせ給へ。助いよよいかりて、我が下司したづかさに県のかばねを名のる者ある事なし。かくいつはるはつみますます大なり。豊雄、かくとらはれていつまで偽るべき。
守、此のぬすびとさぐとらふために、一六五助の君文室ふんや広之ひろゆき、大宮司のたちに来て、今もつぱらに此の事を一六六はかり給ふよしを聞きぬ。此の太刀一六七いかさまにも下司したづかさなどのくべき物にあらず。