“しおかぜ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
汐風50.0%
潮風45.5%
鹹風4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この黒塀のそば小溝こみぞに添うて、とぼとぼと赤羽橋の方へやって来た、眼の前には芝山内さんないの森が高く黒い影を現しておる、うしろの方から吹いて来る汐風しおかぜやつくので
白い蝶 (新字新仮名) / 岡田三郎助(著)
「いえ、おじょうさん、うみほうからいてくる潮風しおかぜで、オルガンがいたむからいったのです。」と、医者いしゃは、こたえました。
楽器の生命 (新字新仮名) / 小川未明(著)
棕梠しゅろ花のにおいと、入江の柔かな鹹風しおかぜとがまじった、リオの秋をふく薫風の快よさ。
人外魔境:05 水棲人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)