“ざじょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
坐乗42.9%
座乗28.6%
坐上14.3%
座定14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、義貞は今朝から、二本松の陣地にあって、尊氏が坐乗ざじょうしているにちがいない、その船列中の本船の一檣頭しょうとうを、にらみとおしに、睨んでいた。
私本太平記:12 湊川帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この物語のはじめに出没しゅつぼつした覆面ふくめん怪人かいじんガスコであった。またギンネコ号の艇長スコールだと名乗って、テッド博士座乗ざじょうのロケット第一号のなかへ変装してやってきた怪漢だった。
怪星ガン (新字新仮名) / 海野十三(著)
坐上ざじょうに躍ると見えしが、忽焉たちまち其長そのたけ一丈五尺の
鬼桃太郎 (新字新仮名) / 尾崎紅葉(著)
すなはち仏前に座定ざじょうして精魂をしずめ、三昧さんまいに入る事十日余り、延宝二年十一月晦日みそかの暁の一点といふに、忽然こつぜんとしてまなこを開きていわ
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)