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さんぬ
ふりがな文庫
“さんぬ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
去
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去
(逆引き)
片岡中将は
去
(
さんぬ
)
る五月に遼東より凱旋しつ。一日浪子の主治医を招きて書斎に密談せしが、その翌々日より、浪子を伴ない、
婢
(
ひ
)
の幾を従えて、
飄然
(
ひょうぜん
)
として京都に来つ。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
「十一日。(五月。)夕雨。知事様御事
去
(
さんぬ
)
る五日福山表御発船被遊、昨夕丸山邸へ御著被遊候。」阿部
正桓
(
まさたけ
)
の入京である。後三日、十四日に「御上大君為御機嫌御伺御出被遊候」の文がある。
伊沢蘭軒
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
致す者にあらずと
泣々
(
なく/\
)
詫言
(
わびごと
)
なしけるを小猿の甚太夫は母に向ひ文藏夫婦は
去
(
さんぬ
)
る十月中萬澤の御關所を
廻
(
まは
)
り道を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
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