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さりとて
ふりがな文庫
“さりとて”の漢字の書き方と例文
カタカナ:
サリトテ
語句
割合
去迚
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
去迚
(逆引き)
去迚
(
さりとて
)
は恐ろしき次第、これを捨て置く可らずとて、何の手段もなくして唯容易に帝室の名を用ひ、公に帝室保護などゝ唱へて經營する其有樣は
帝室論
(旧字旧仮名)
/
福沢諭吉
(著)
◎
伊賀
(
いが
)
の
上野
(
うえの
)
は旧
藤堂
(
とうどう
)
侯の領分だが藩政の頃
犯状
(
はんじょう
)
明
(
あきら
)
かならず、
去迚
(
さりとて
)
放還
(
ほうかん
)
も為し難き、俗に
行悩
(
ゆきなや
)
みの
咎人
(
とがにん
)
ある時は、
本城
(
ほんじょう
)
伊勢
(
いせ
)
の
安濃津
(
あのつ
)
へ
差送
(
さしおく
)
ると
号
(
ごう
)
し
枯尾花
(新字新仮名)
/
関根黙庵
(著)
すると、余り遠くでない、
去迚
(
さりとて
)
近くでもない何処かで、ポツンポツンと意気な
音
(
ね
)
がする。隣の
家
(
うち
)
で
能
(
よ
)
く琴を
浚
(
さら
)
っているが、
三味線
(
さみせん
)
を
弾
(
ひ
)
いてた事はない。それに隣にしては近過ぎる。
平凡
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
さりとて(去迚)の例文をもっと
(3作品)
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サリトテ