“さいちゆう”の漢字の書き方と例文
語句割合
最中100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ところがその言葉を不思議に思われて、今盛んに子をお産みになる最中さいちゆうのぞいて御覽になると、八丈もある長い鰐になつていのたくつておりました。そこで畏れ驚いて遁げ退きなさいました。
そして知らず/\あとを追ふて仲店なかみせつきるあたりまで来たが、若い芸者の姿すがた何処どこ横町よこちやうまがつてしまつたものか、もう見えない。両側りやうがはの店では店先を掃除さうぢして品物をならべたてゝゐる最中さいちゆうである。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)