“ことひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
箏樋33.3%
琴弾33.3%
琴樋33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幾面もとりよせて色々いろいろのと検定して中から一番気に入った品を周旋しゅうせんしてやった、ところが不思議にもその品はかつて見た事がある様な気がする、もしやと、箏樋ことひの裏を見ると吃驚びっくりした
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
きたいに見覚えのあるので、もしやとまた箏樋ことひの裏を検捜しらべると、二度喫驚びっくり、それが、すなわち、の一面の方である、偶然といえば偶然の事だが、何とあまりに不思議な事ではないか
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)
もう雨がやんで雲がすっかりなくなり海の水もまるで硝子ガラスのように静まってそらがはっきり見えます。天の川もそらの井戸もわしの星や琴弾ことひきの星やみんなはっきり見えます。
双子の星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
自分は今この二品ふたしな琴樋ことひの裏に貼紙をなしてわたしの日頃愛玩あいがんせることを記しおきければ、やがて、その人にりて、これを知らるるでありましょう、これは今より確言かくげんをしておきます……
二面の箏 (新字新仮名) / 鈴木鼓村(著)