“こじり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
89.1%
小尻6.3%
湖尻4.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
追いかけて、つかまえたのは、さいぜん道庵先生が嘲笑あざわらった三人連れのお差控え候補者の中の、いちばん年かさな侍の刀のこじりです。
大菩薩峠:24 流転の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
しかもその下から大刀のさやと小刀の小尻こじりとが見えていた様子といい、一壇高き切株へどッかと腰を打ち掛けて、屋台店のかに跋扈ふみはだかッていた為体ていたらくといい、いかさまこの中の頭領かしらと見えた。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
はるかに芝原水源地が、ひょうたん形をして湖面こめんがにぶく光っている。明日の行程こうていでたどりつく目的地の湖尻こじりの小屋が、豆つぶほどに見える。
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)