“こしのもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
帶劍33.3%
腰刀33.3%
腰物33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ピータ すれば、その從僕さんぴんさまのお帶劍こしのもの汝等ぬしら賤頭どたませてくれう。(短き鈍劍を拔いて揮り𢌞し)これ、大概たいがい大言ぶう/\めぬと、その太鼓面たいこづらをはりまげてつちなかへめりこますぞよ、は如何どうだ?
十人衆、五人衆、旦那衆と尊称され、髪の結いかたは本田髷ほんだまげ細身の腰刀こしのものは渋づくりといったふうで、遊蕩ゆうとうを外交と心得違いをしていた半官半商であった。
安「誠にお気の毒だが勘弁は致されんて、勘弁致しがたい訳があるからで、勘弁しないというは武士の腰物こしのものを女の足下そっかに掛けられては此の儘に所持もされぬから浄めて返せと先刻さっきから申してるのだ」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)