“こうそん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
篁村50.0%
公孫12.5%
光尊12.5%
耕村12.5%
郊村12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
島田、名はかん、自ら元章とあざなしていた。世に知られた宿儒篁村こうそん先生の次男で、われわれとは小学校からの友である。翰は一時神童といわれていた。
梅雨晴 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「あああの、おふくろ様と一つのいおりに住んでござらっしゃる公孫こうそんせいさんなら、わしが家のつい近所じゃが」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「いやいや、公孫こうそん先生、おあわてなさるな。——ご紹介いたしましょう。このお方は」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
武子さんはそうした家柄の、本派本願寺二十一代法主明如上人ほっすみょうにょしょうにん(大谷光尊こうそん)の二女に生れ、長兄には、英傑とよばれた光瑞こうずい氏がある。
九条武子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
茂山しげやましずくりてあゆとなり 耕村こうそん
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
風をはらむ帆ばたきもつかのま、江を下るのは矢の如しである。着いた所は掲陽鎮けいようちん郊村こうそん穆家ぼくけ、すなわち穆春兄弟のやしきだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)