郊村こうそん)” の例文
風をはらむ帆ばたきもつかのま、江を下るのは矢の如しである。着いた所は掲陽鎮けいようちん郊村こうそん穆家ぼくけ、すなわち穆春兄弟のやしきだった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)