トップ
>
こうあさ
ふりがな文庫
“こうあさ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
紅麻
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
紅麻
(逆引き)
その
中
(
うち
)
に、浴衣の模様が、蝶々のように
掠
(
かす
)
れて見えたは細君で、しかも坐って、
紅麻
(
こうあさ
)
に
裳
(
もすそ
)
を寄せ、端近う坐っていた。
沼夫人
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
二小間
(
ふたこま
)
青蒼
(
まっさお
)
に蚊帳が漏れて、
裾
(
すそ
)
の
紅麻
(
こうあさ
)
まで下へ透いてて、立つと胸まで出そうだから、
覗
(
のぞ
)
くどころじゃありません。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
紅麻
(
こうあさ
)
の絹の影が
射
(
さ
)
して、
銀
(
しろがね
)
の
色紙
(
しきし
)
に
山神
(
さんじん
)
のお花畑を描いたような、そのままそこを
閨
(
ねや
)
にしたら、月の光が畳の目、寝姿に白露の
刺繍
(
ぬいとり
)
が出来そうで、障子をこっちで閉めてからも
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
蚊帳は式台向きの
二隅
(
ふたすみ
)
と、障子と、
襖
(
ふすま
)
と、両方の
鴨居
(
かもい
)
の中途に釣手を掛けて、十畳敷のその三分の一ぐらいを——大庄屋の夜の調度——浅緑を垂れ、
紅麻
(
こうあさ
)
の
裾
(
すそ
)
長く
曳
(
ひ
)
いて、縁側の
方
(
かた
)
に枕を並べた。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
こうあさ(紅麻)の例文をもっと
(3作品)
見る
検索の候補
こうま
べにあさ