“げんせき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
阮籍33.3%
玄碩16.7%
言責16.7%
原籍16.7%
玄石16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そうして、七賢人のうちの阮籍げんせきを指さした。
鉄は優善の養父矢島玄碩げんせきの二女である。玄碩、名を優繇やすしげといった。もと抽斎の優善に命じた名は允善ただよしであったのを、矢島氏を冒すに及んで、養父の優字を襲用したのである。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
「この度の処分はただ一つしかないとわたくしは思う。玄碩げんせきさんはわたくしの宅で詰腹つめばらを切らせます。小野さんも、おあねえさんも、三坊も御苦労ながらお立会たちあい下さい。」言いおわって貞固はきびしく口を
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
お延と結婚した時の彼は、もうこれだけの言責げんせきを彼女に対して背負しょって立っていたのと同じ事であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小林に対する友誼ゆうぎを満足させるため、かつはいったん約束した言責げんせきを果すため、津田はお延のもらって来た小切手のうちから、その幾分をいて朝鮮行のはなむけとして小林に贈る事にした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「あなたの原籍げんせきは?」
爆薬の花籠 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「はい玄石げんせきでござるて」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)