“言責”の読み方と例文
読み方割合
げんせき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お延と結婚した時の彼は、もうこれだけの言責げんせきを彼女に対して背負しょって立っていたのと同じ事であった。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
小林に対する友誼ゆうぎを満足させるため、かつはいったん約束した言責げんせきを果すため、津田はお延のもらって来た小切手のうちから、その幾分をいて朝鮮行のはなむけとして小林に贈る事にした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)