“けづめ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
蹴爪63.2%
31.6%
5.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
婦人は寡婦鶏やもめどりのやうに、伸びかかつた蹴爪けづめでおとなしい上院議員を跳ね飛ばしかねないやうな素振を見せた。
女はあっと驚いて立ちあがると、鶏は口嘴くちばしを働かせ、蹴爪けづめを働かせて、突くやら蹴るやら散々にさいなんだ。
半七捕物帳:51 大森の鶏 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
殊に、魯の一貴人から購め得た一羽の如き、羽毛は金の如くけづめは鐵の如く、高冠昂尾かうくわんかうび、誠に稀に見る逸物である。
盈虚 (旧字旧仮名) / 中島敦(著)
「なんという自然の戯れだ」と、Kは言い、手全体をすっかり見てしまってから、言葉を足した。「なんというかわいらしいけづめだ!」
審判 (新字新仮名) / フランツ・カフカ(著)
ホワイトの『セルボルン博物志』には、蝮の子は生まるると直ぐ歯もないくせに人を咬まんとす、雛鶏けづめなきに蹴り、こひつじこうしは角なきに頭もて物を推し退くと記した。