“くんれん”の漢字の書き方と例文
語句割合
訓練100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕になる少し前に、隣りの男が、其又隣りの男に、登場人物の声が、六畳敷で、親子おやこ差向ひの談話の様だ。丸で訓練くんれんがないと非難してゐた。そつち隣りの男は登場人物のこしすわらない。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
しかし、一ぽうは勇あって訓練くんれんなき野武士のぶしのあつまり。こなたは兵法へいほうのかけ引き、実戦じっせんの経験もたしかな兵である。梅雪入道ばいせつにゅうどうならずとも、とうぜん、勝ちは穴山方にありと信じられていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もし村民そんみん訓練くんれん不行屆ふゆきとゞきであり、あるひすことを第二だいににしたならば、おそらくは全村ぜんそん烏有うゆうし、人命じんめい損失そんしつたすけられた五十八名ごじゆうはちめいなかにもおよんだであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)