“くもがく”の漢字の書き方と例文
語句割合
雲隠100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
母の方は、あまり身を入れずに聞いていて、わたしの姿を見ると、一日いちんちどこへ雲隠くもがくれしていたのかとたずねた。
はつ恋 (新字新仮名) / イワン・ツルゲーネフ(著)
大和道やまとぢ雲隠くもがくりたり然れども我が振る袖を無礼なめしと思ふな」(同・九六六)という歌を贈った。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ももつた磐余いはれいけかも今日けふのみてや雲隠くもがくりなむ 〔巻三・四一六〕 大津皇子
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
なぐさむるこころはなしに雲隠くもがくとりのみしかゆ 〔巻五・八九八〕 山上憶良
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)