“くてう”の漢字の書き方と例文
語句割合
口調100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、若しこのおほ袈裟な口調くてうで自分の考へを發表すれば、地獄のゆかをも踏み破つて、而も天上に須佐之男すさのをの暴威の雄たけびをやつて見たいほど絶望的だ。
「ようございますとも。」メァリーも持前らしい愛嬌の無い、しかし眞實味しんじつみのある口調くてうで繰り返した。
「どうせらあ、佳味うめえつたつてさうだにほどでもふべぢやなし、かまやしねえが」卯平うへい皮肉ひにくらしい口調くてうでいつた。勘次かんじたゞだまつてむしや/\と不味相まづさうんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)