“きょうはく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
脅迫81.8%
強迫9.1%
恐迫9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
怠惰たいだの一団が勉強家を脅迫きょうはくして答案の回送を負担せしめる。もし応じなければ鉄拳てっけんが頭にあまくだりする。大抵たいてい学課に勉強な者は腕力が弱くなまけ者は強い。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
「第一、格闘だといっても、その証拠がないよ。入乱いりみだれた靴の跡も無しさ。第二に、前から強迫きょうはくしているのに、背後うしろから撃ったのでは、前にいる同じ仲間のやつに、ピストルが当りゃしないかネ。僕はそんなことじゃないと思うよ」
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
光るものを心にさしつける恐迫きょうはく観念などがいそがしく去来して、復一の頭をほどよくつからして行った。
金魚撩乱 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)