“きゅうしゅ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鳩首70.0%
旧主15.0%
給主10.0%
舊主5.0%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
信玄のいる帷幕には、彼の一族と甲山の星将とが半日も鳩首きゅうしゅして、その人々が入り代り立代り出はいりしていた。
上杉謙信 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼らは一時間ほど探してから、三人鳩首きゅうしゅして首をかしげ、晴れない顔付のままで公園から出ていった。
金栄は興哥を上へあげて大いに歓待した。そこで興哥は事情を話して、二人で厄介になることになったが、金栄は旧主きゅうしゅに仕えるようにして二人の面倒を見た。
金鳳釵記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
白の旧主きゅうしゅの隣家では、其家の猫の死の為に白が遠ざけられたことを気の毒に思い、其息子が甘藷売りに往った帰りに神田の青物問屋からテリアルしゅねずみほどな可愛い牝犬めいぬをもらって来てくれた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
組士は下士で、かち、小姓組、徒組、鷹匠組、給主きゅうしゅ組などがこれに属している。
「事実だ、事実いるんだ」と七十郎が云った、「奥山出雲か鷺坂靱負か、どちらかわからない、二人のうちどちらかが一ノ関と通謀している、それが給主きゅうしゅ(仙台から付けられた与力)の手を経て行われていることに間違いはない」
と、気色けしきばむ二人を制しながら、自分の舊主きゅうしゅ三成のことをこんな工合に云うのである。
聞書抄:第二盲目物語 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)