“きくち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
菊池81.3%
木口6.3%
鞠智6.3%
鞫治6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ラウエ、菊池きくちの実験といえども、まず第一着に本質的に何よりもだいじなことは「写真板の上にあのような点模様が現われる」ことであった。
量的と質的と統計的と (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
一方の川のはしは材木の置場である、何でも人の噂によると、その当時取払とりはらいになった、伝馬町でんまちょうの牢屋敷の木口きくち此処ここへ持って来たとの事で、中には血痕のある木片きぎれなども見た人があるとのはなしであった
白い蝶 (新字新仮名) / 岡田三郎助(著)
豊後・肥前・日向等の『風土記ふどき』に、土蜘蛛つちぐも退治の記事の多いことは、常陸・陸奥等に譲りませず、更に『続日本紀しょくにほんぎ』の文武天皇二年の条には太宰府だざいふちょくして豊後の大野、肥後の鞠智きくち
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
また先に息州の民趙丑斯ちょうちゅうし、郭菩薩等あり、謡言を倡え、弥勒仏まさに天下をつべしという、有司以て聞す、河南行省に命じてこれを鞫治きくちせしむ、これ弥勒仏の謡すでに久しく民間にくなり