“がんらいこう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雁来紅90.0%
雁來紅10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宿り木、かづらなどにてすくなくも一木ひとぎ五色ごしきの花附けぬはなくさふらへば、実れる木も多く、葉の紅葉もみぢはた雁来紅がんらいこうの色したる棕櫚しゆろに似たる木など目もあやに夕闇に浮び申しさふらひき。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)
四日の大暴風雨の後なので、荒れ、まだ紫苑しおんなども咲かないので大してよくはなかったがお成の間の上からの眺望一寸よかった。雁来紅がんらいこう、はちす、黄蜀葵、百日紅さるすべり、水引、その他。
紅鷄頭あかけいとう黄鷄頭きげいとう雁來紅がんらいこうなへ。……とさか鷄頭けいとう、やり鷄頭けいとうなへ——
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)