“がんこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頑固96.4%
紈袴1.8%
丸袴0.9%
含糊0.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それらの苦々にがにがしい経験に苦しんだにもかかわらず、お前は頑固がんこにもお前自身を欺いて、それを精進と思っていた。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
彼の態度はひどく頑固がんこで、みちみち彼のくちびるをもれるのは「あのいまいましい虫めが」という言葉だけであった。
黄金虫 (新字新仮名) / エドガー・アラン・ポー(著)
飛鳥井家の公達右京次郎は、紈袴がんこの子弟ではあったけれどしかし決して柔弱者ではなかった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
景隆は紈袴がんこの子弟、趙括ちょうかつりゅうなればなり。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「要するにあのお方は丸袴がんこの子弟さ。自惚うぬぼれの強い貴公子なのさ。自分の力を自分で過信し、勝手に幻影を描いている方さ。……名古屋の富豪を呼びつけて金を出せと偉そうに仰せられたが、出す奴なんかありゃアしないよ」
十二神貝十郎手柄話 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
問う人も、答える人も無意識に含糊がんこたいをなして物を言うようになったのである。
(新字新仮名) / 森鴎外(著)