“がと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
58.3%
画図33.3%
蚜蠧8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さあれ、其許そこたち母子おやこは、朝敵のとがにつらなる者とはせぬ。——安住の地を与えてやろう、これにおれ——と仰せてはくださいましたが、なんぼうにも居耐いたがとうて
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しかしその美しさは、私だけに見える美しさではないか? 私以外の人間には、平凡な画図がとに過ぎないのではないか?——なぜかそういう疑いが、始終私を悩ませるのです。
秋山図 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
蚜蠧がとの害に遇つて枯死になんなんたる樹が有るとすれば、之を藥療して復活蘇生せしむるのも亦植福である。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)