“かんざん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
寒山66.7%
喚讒6.7%
盥山6.7%
観山6.7%
閑山6.7%
韓山6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
虎に倚懸よりかかってみんな昼寝しているのだ。豊干ぶかんはもとより先生である。僕は寒山かんざんだか拾得じっとくだか、それは知らないが、一人の欠けていることが物足りない気がした。
西隣塾記 (新字新仮名) / 小山清(著)
「そのような喚讒かんざんを誰が言うた」
玉藻の前 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
その道、盥山かんざん洗足寺という寺あり。これはいにしえ、神祖源君公ここを御通行のとき、老婆の衣類を洗濯しけるを御覧じ、その寺号をおつけなされしとぞ、珍しき名の寺なり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
尤も大原武右衛門、号を観山かんざんという、即ち正岡子規の母の実父に当る人は、経書も歴史も詩文も総ての漢学に熟達し、人物も勝れていたので、この人ばかりは恐れていた。
鳴雪自叙伝 (新字新仮名) / 内藤鳴雪(著)
百姓弥之助は、ある日の事、梅を見ようと思って、多摩川の向う岸を歩き、ふと、この地に閑山かんざん先生が隠棲していることを思い出して、そのいおりを叩いて見る気になった。
韓山かんざんの風雲はいよいよ急に、七げつの中旬廟堂びょうどうの議はいよいよ清国しんこくと開戦に一決して、同月十八日には樺山かばやま中将新たに海軍軍令部長に補せられ
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)