“かわたけ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
川竹50.0%
河竹50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浮いた浮いたの川竹かわたけ地獄。義理と人情にんじょのカスガイ地獄。又は犯した悪事のむくいで。御用、ったぞ、キリキリ歩めと。タタキ込まれる有期や、無期の。地獄なんぞと大きな違いじゃ。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
親のうちつぶれてしまえば頼みに思う番頭からびを入れて身受みうけの金を才覚してもらおうというのぞみも今は絶えたわけ。さらばといってどうして今更お園をば二度と憂き川竹かわたけ苦界くがいしずめられよう。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「本のままじゃあ、どうなるもんですか。河竹かわたけなんぞは何をいっているのかわかりゃしません。」などと、すこぶる得意そうに語っていた。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
由「そう湯場働ゆばばたらきというのがあります、湯場を働くに姿を変えてというのは河竹かわたけさんに聞いた訳ではありませんが、芝居の台詞せりふにもありますから気を付けて、何かゞ面白いからうっかり致します……」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)