トップ
>
かちゆう
ふりがな文庫
“かちゆう”の漢字の書き方と例文
語句
割合
家中
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
家中
(逆引き)
舊くはあるが
床
(
ゆか
)
しい
家中
(
かちゆう
)
屋敷で、庭に咲く
百日紅
(
さるすべり
)
、花はないまでも桔梗、芍藥なぞ、この地方の夏はそこにも深いものがあつた。
山陰土産
(旧字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
梯子段には敷物なければ、恰も氷を
踏砕
(
ふみくだ
)
くが如き物音、
人気
(
ひとけ
)
なき
家中
(
かちゆう
)
に響き、
何処
(
いづこ
)
より湧き
出
(
いづ
)
るとも知れぬ冷き湿気、死人の髪の如くに、余が襟元を撫で申候。
夜あるき
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
と言つて、かやうの事は下賤のすべき働きで、
知行取
(
ちぎやうどり
)
は別にしなければならぬ仕事がある筈だ。あんな事が
流行
(
はや
)
つては、
家中
(
かちゆう
)
の風儀が悪くなるからといふので、その男は
長
(
なが
)
の
暇
(
いとま
)
を取らせられた。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
かちゆう(家中)の例文をもっと
(3作品)
見る
検索の候補
いえじゅう
いへぢう
いへぢゆう
うち
うちじう
うちじゅう
うちじゆう
うちぢう
うちぢゆう
うちゞう