“かたくち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
片口92.9%
片口注7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勘次かんじこゝろよくおつぎにめいじた。おつぎはふる醤油樽しやうゆだるから白漬しろづけらつきやう片口かたくちしておつたのそばすゝめた。勘次かんじは一つつまんでかり/\とかじつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
さて禁酒を破る筋にも無理がなく、湯呑で一杯から二杯、三杯と増し、遂に片口かたくちから二升だると段々に無法になる作り方好し。
『それと、片口注かたくち焼酎しょうちゅうをなみなみいで、晒布さらしと一緒に、鷹小屋の前へ持って行ってやれ。——外へ置いてくればいいのだぞ、中へは這入るなよ』
夕顔の門 (新字新仮名) / 吉川英治(著)