“かくだいきょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
廓大鏡50.0%
拡大鏡50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
が、廓大鏡かくだいきょうのぞいて見ると、緑いろをしているのは緑青ろくしょうを生じた金いろだった。わたしはこの一枚の写楽に美しさを感じたのは事実である。
侏儒の言葉 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
目金めがね屋の店の飾り窓。近眼鏡きんがんきょう遠眼鏡えんがんきょう双眼鏡そうがんきょう廓大鏡かくだいきょう顕微鏡けんびきょう塵除ちりよ目金めがねなどの並んだ中に西洋人の人形にんぎょうの首が一つ、目金をかけて頬笑ほほえんでいる。その窓の前にたたずんだ少年の後姿うしろすがた
浅草公園:或シナリオ (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
といいながらも、ドクター・ヒルは、そこに並べられた品物を、一つ一つ、念入りに拡大鏡かくだいきょうの下に見ていたが、やがて腰を伸ばし
英本土上陸戦の前夜 (新字新仮名) / 海野十三(著)
刀傷のある船員は、黄金メダルを何十ぺんとなく裏表をひっくりかえし、またチャンから拡大鏡かくだいきょうを借りて、念入りに全体をしらべてみたり、てのひらにのせて重さを測ったりした。そのあとで
少年探偵長 (新字新仮名) / 海野十三(著)