“かくえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
郭英50.0%
郭永50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けだし春暖に至れば景隆の来り戦わんことをはかりて、燕王の請えるなり。春たけなわにして、南軍いきおいを生じぬ。四月さく、景隆兵を徳州とくしゅうに会す、郭英かくえい呉傑ごけつ真定しんていに進みぬ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
燕兵勢に乗じて営にせまり火をはなつ。急風火をあおる。ここおいて南軍おおいついえ、郭英かくえいは西にはしり、景隆は南に奔る。器械輜重しちょう、皆燕のるところとなり、南兵の横尸おうし百余里に及ぶ。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
郭貴妃は、広宗の郭永かくえいむすめで、その容色は、魏の国中にもあるまいといわれていた。で、世の人が、女中の王なりととなえたので、魏宮に入れられてからは
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)