“かうたう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
浩蕩66.7%
行瑫33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南に富士川は茫々ばう/\たる乾面上に、きりにて刻まれたるみぞとなり、一線の針をひらめかして落つるところは駿河の海、しろがね平らかに、浩蕩かうたうとして天といつく。
霧の不二、月の不二 (新字旧仮名) / 小島烏水(著)
バチルスを発見すると否とはさまで吾人の人生に関与する所なしといへども、要するに、問題と秘密とは、図書館の中にあらず、浩蕩かうたう天際てんさいに存せずして
閑天地 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
しかし此等はしばらく措いて、わたくしは書籍しよじやくの運命の奇を説くついでに、行瑫かうたうの大蔵経音疏五百巻の事を附加したい。これは「慨郭迻音義疎略、慧琳音義不伝、遂述大蔵経音疏五百許巻」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)