“おみず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
聖水25.0%
御神水25.0%
神水25.0%
茶碗の水25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがこの聖水おみずかけの老人の心をくるしめだしたので、彼は自分の衰えた記憶を助けてもらうつもりで、女房も自分と一しょに教会へ来させた。
親ごころ (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
そこで、老人は、手がぶるぶる顫えるので、聖水おみずを雨のように地面じべたにこぼしながら、そッと呼んでみた。
親ごころ (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
家相、方角、星占いだよ。んぞんぞのさわりというては。祈祷、禁厭まじない御神水おみずじゃ、お守札ふだじゃ。御符ごふうなんぞを頂戴させて。どうぞ、こうぞで済まして来たが。それじゃ治療なおらぬ病気の数々。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのそばから弟子は蜀錦しょっきん半被はんぴを着せかけ、手桶の神水おみず柄杓ひしゃくに汲んで任原の手に渡す。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あたしもお相伴しょうばんをさせられる。課業のあるうちは、黒板の下へお線香と茶碗の水おみずをもってたたされるのだが、彼女は笑いながら水の中へ線香を突込んで火を消した。