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おがさ
ふりがな文庫
“おがさ”の漢字の書き方と例文
語句
割合
小笠
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小笠
(逆引き)
「もしもし、大高
氏
(
うじ
)
、
暫時
(
しばらく
)
、大高氏。」と
大風
(
おおふう
)
に声を掛けて呼んだのは、
小笠
(
おがさ
)
を
目深
(
まぶか
)
に、墨の
法衣
(
ころも
)
。
日本橋
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
藻抜
(
もぬ
)
けのように立っていた、
私
(
わし
)
が
魂
(
たましい
)
は身に戻った、そなたを拝むと
斉
(
ひと
)
しく、
杖
(
つえ
)
をかい込み、
小笠
(
おがさ
)
を傾け、
踵
(
くびす
)
を返すと
慌
(
あわただ
)
しく一散に
駈
(
か
)
け下りたが、里に着いた時分に山は
驟雨
(
ゆうだち
)
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
与十
(
よじゅう
)
、竹の
小笠
(
おがさ
)
を
仰向
(
あおむ
)
けに、
鯉
(
こい
)
を一尾、嬉しそうな顔して見て、ニヤニヤと笑って出づ。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
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