“おおがねもち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大金持40.0%
大富豪20.0%
大財産家20.0%
大金満家20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
少しまとまったお金の這入はいった折など一時に大金持おおがねもちになったように喜びますけど、きにまた、そんなものの存在も忘れ、時とすると、自分の新聞社から受ける月給の高さえ忘れてるというふうです。
……物騒な北海道の山の中で、可愛い娘にコンナ事をさせている毛唐の大富豪おおがねもち……。
白菊 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
「そうですか、大財産家おおがねもちの細君ですか、じゃもうぬしある花なんですね。」
春昼 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
けれども、窟の底には母に教えられた大切の宝が有る。これ持出もちだしてひとに売れば、自分は大金満家おおがねもちになれるのである。乞食をないでも済むのである。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)