“おおあたま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大頭90.9%
大天窓9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾張おわり殿、肥後ひご殿、仙台殿、一ッ橋殿、脇坂殿、大頭おおあたまばかりが並んでいた。その裏門が海に向いた、わけても宏壮な一宇の屋敷の外廻りの土塀まで来た時であった。
柳営秘録かつえ蔵 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
なんとかスタインという倫敦ロンドン財界の大頭おおあたま——すでに何とかスタインである以上、それはつねに財界の黒幕にきまっている——が、海峡のうえで飛行機から落ちて
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
その身動きに、いたちにおいぷんとさせて、ひょこひょこと足取あしどり蜘蛛くもの巣を渡るようで、大天窓おおあたま頸窪ぼんのくぼに、附木つけぎほどな腰板が、ちょこなんと見えたのを憶起おもいおこす。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)