“おうすのみこと”の漢字の書き方と例文
語句割合
小碓命100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、それから五日もたっても、大碓命おおうすのみことは、やっぱりそのままお顔出しをなさらないものですから、天皇は小碓命おうすのみことして
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
『書紀』に小碓命おうすのみこと少女の装いで川上梟師たけるちゅうしたと出で、婦女男装して復仇したり、役者が女装して密通したりなど往々聞くが(『拾遺御伽婢子おとぎぼうこ』三の三、『甲子夜話』続二一)
小碓命おうすのみことに恋を捧げて、その父を売った梟帥族たけるぞくの娘。
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
天皇はそれ以来、小碓命おうすのみことのきついあらいご気性きしょうおそろしくおぼしめして、どうかしてそれとなく命をおそばから遠ざけようとお考えになりました。それでまもなく命をして
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
後におあとをおぎになった若帯日子命わかたらしひこのみことと、小碓命おうすのみこととおっしゃる皇子おうじと、ほかにもう一方ひとかたとだけをおそばにお止めになり、あとの七十七人の方々かたがたをことごとく、地方地方の国造くにのみやつこ別稲置わけいなぎ県主あがたぬしという
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)