“えんかん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉛管37.5%
円桓12.5%
円観12.5%
塩官12.5%
炎旱12.5%
炎漢12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このボタンを押すと、そのガスが、鉛管えんかんをつたって、くらの中へ、おそろしい、いきおいで、ふきだすのだ。
宇宙怪人 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
丹羽、内藤、岡ノ三士及ビ僧円桓えんかんモマタついデ至ル。談ヲほしいままニシテさかずきバス。時ニ泥江豊原生トはかリ余ノタメニ舟ヲ堀川ニス。毅堂曰ク藩禁アリ舟ヲ同ジクスルヲ得ズ。君カツ留レト。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
すぐ前月の六月には、六波羅からこの鎌倉表へ、——日野俊基としもとをはじめ、宮方陰謀の重大犯とみなさるる僧の文観もんかん、忠円、知教ちぎょう遊雅ゆうが円観えんかんなど——あまたな縄付がぞくぞく押送おうそうされていた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
げんの大徳二年の春、潮が塩官えんかん州をおかして、氾濫すること百余里、その損害は実におびただしく、潮は城市にせまって久しく退かないので、土地の有力者は前にいった宋代の例を引いて
今かくのごとし、神竜の心如何、もっとも恐るべきものか、俗に呼びていわく、この事に依り炎旱えんかん云々〉
観るに、炎漢えんかんの気すでに衰え、帝星光をひそめ、魏王の乾象けんしょう、それに反して、天を極め、地を限る。まさに魏が漢に代るべきちょうです。司天台の暦官たちもみなさように申しておりまする
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)