“えびいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海老色44.4%
葡萄色33.3%
蝦色22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人家の屋根に日をさえぎられた往来おうらいには海老色えびいろり立てた電車が二、三ちょうも長く続いている。
深川の唄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
山百合やまゆりのマルタゴン、葡萄色えびいろ頭巾づきんかぶつてゐる。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
羽織も着物も全体が無地の蝦色えびいろで、草履の鼻緒や、羽織のひもにまで蝦色を使い、その他はすべて、半襟はんえりでも、帯でも、帯留でも、襦袢じゅばんうらでも、袖口そでぐちでも、ふきでも、一様に淡い水色を配しました。
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)