“うはむき”の漢字の書き方と例文
語句割合
上向100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さし上げた腕の間から皆めいめいに上向うはむきの頭がみえる。海藻かいさう地衣こけがこの浮標うき垂下たれさがつてゐる。東から吹く風に、この髮の毛がふくらんで、おのづと拍子をとつて波動してゐる。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)
枯芝かれしばあえにいゝゝゝゝえゝ、はあえ、とまるうえ、てふ/\のおゝゝゝゝえ、はあ、ありやがあゝゝゝゝえ、え、はあれえゝぬうよおうゝゝ」とかれつぶつてすこ上向うはむきくびかたむけて一ぱいこゑ
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
上向うはむきあたまはなほ一層屹となつて、無限の顏をぢつと睨み、その大威徳を見つめてゐる。
さしあげた腕 (旧字旧仮名) / レミ・ドゥ・グルモン(著)