“うたつ”の漢字の書き方と例文
語句割合
卯辰100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
初卯はつう母様おつかさん腰元こしもとを二人れて、まち卯辰うたつはう天神様てんじんさまへおまゐンなすつて、晩方ばんがたかへつてらつしやつた、ちやうど川向かはむかふの、いまさるところ
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
初卯はつうの日、母様が腰元を二人連れて、まち卯辰うたつの方の天神様へお参んなすって、晩方帰っていらっしゃった。
化鳥 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あのあたりは冬籠ふゆごもりの雪の中で、可心——という俳人が手づくろいに古屏風ふるびょうぶの張替をしようとして——(北枝編——卯辰うたつ集)——が、屏風の下張りに残っていたのを発見して
河伯令嬢 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)