“いけね”の漢字の書き方と例文
語句割合
不可100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無法なことをいうと吃逆しゃっくりを出させるぞ。ヘッ、不可いけねえ、ヘッ、いやどうしやがった、ヘッ、何のこッたい、ヘッ驚きましたな。
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「生意気なことをいったって、不可いけねえや、かしこまってるなあ冬のこッた。ござったのは食物でみねえ、夏向は恐れるぜ。」
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
浮舟さんが燗部屋かんべやさがっていて、七日なぬかばかり腰が立たねえでさ、夏のこッた、湯へへえっちゃあ不可いけねえと固く留められていたのを、悪汗わるあせひどいといって
註文帳 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)