“あのやま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
彼山50.0%
那山50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うゑるかなり元は隨分繁昌な所で有りましたがナア又曰く此の流れはアレ彼山あのやまの間を川に流れて天龍川に落ちますナニお前さん氷は張りますが馬は危ないので通行は致しません人は見當を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
ながめ居たりしがはるかむかうに山一ツ見えけるにぞ吉兵衞は水差みづさしに向ひあの高き山は何國いづくの山なりやかきし駿河の富士山ふじさんよくも似たりと問ふ水差みづさしこたへて那山あのやまこそ名高き四國の新富士しんふじなりと答ふるをりから抑何そもいかに此山の絶頂ぜつちやうより刷毛はけにて引し如き黒雲くろくもの出しに水差は仰天ぎやうてんしすはや程なく雨下あまおろしの來るぞや早く用心ようじんして帆を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)