“あししげ”の漢字の書き方と例文
語句割合
足繁100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そんなわけで、私はその頃から、かなり足繁あししげく彼の家に出入りするようになりました。せめては彼の行動を、監視なりともしていようという心持だったのです。
鏡地獄 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
こんな事があってから後、彼女はますます足繁あししげく出入するようになりました。夕方会社から帰って来ると
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
そのころ半年はんとしあまり足繁あししげかよつてくるおきやくなかで、電話でんわ周旋屋しうせんやをしてゐる田中たなかをとこが、行末ゆくすゑ表向おもてむ正妻せいさいにするとふはなしに、はじめはそのをとこのアパートに
吾妻橋 (新字旧仮名) / 永井荷風永井壮吉(著)