“けいこつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
軽忽62.1%
脛骨17.2%
頸骨17.2%
巠骨3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、誰もが、軽忽けいこつに口をひらくべきでないとして——じっと、沈黙をまもったまま、およそ大勢の定まるのを見ようとしているふうであった。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
四十三センチという長い脛は比較的めずらしい方に属するばかりか、あなたの脛骨けいこつ腓骨ひこつの形が非常に美しい。脛骨の正面なんか純正双曲線をなしている”とね。
大脳手術 (新字新仮名) / 海野十三(著)
你公の頸骨けいこつがガツンと刃を食いとめたのだ。俺の手に伝わったそのガツンは、なんともはや、いやな感じだった。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
額に巠骨けいこつなく、眼に守睛しゅせいなく、鼻に梁柱りょうちゅうなく、また、脚に天根てんこんなく、腹に三じんなし。もし私が官吏になったら身を敗るのみです。かず、泰山にあって、鬼をすべし。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)