徳富猪一郎君は肥後熊本の人なり。さきに政党の諸道に勃興するや、君、東都にありて、名士の間を往来す。一日余の廬を過ぎ、大いに時事を論じ、痛歎して去る。当時余ひそかに君の気象を喜ぶ。しかるにいまだその文筆あるを覚らざるなり。 すでに西に帰り、信 …
著者 | 田口卯吉 |
ジャンル | 社会科学 > 社会科学 > 論文集・評論集・講演集 |
初出 | 「将来の日本」経済雑誌社、1886(明治19)年10月7日 |
文字種別 | 新字新仮名 |
読書目安時間 | 約2分(500文字/分) |
朗読目安時間 | 約2分(300文字/分) |
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