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『困惑の弁』
ふりがな文庫
『
困惑の弁
(
こんわくのべん
)
』
正直言うと、私は、この雑誌(懸賞界)から原稿書くよう言いつけられて、多少、困ったのである。応諾の御返事を、すぐには書けなかったのである。それは、私の虚傲からでは無いのである。全然、それと反対である。私は、この雑誌を、とりわけ卑俗なものとは思 …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「懸賞界 第六巻第二号」1940(昭和15)年1月20日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約14分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
嘲
(
あざわら
)
侘
(
わ
)
嗄
(
しわが
)
牛鍋
(
ぎゅうなべ
)
饅頭
(
まんじゅう
)
転輾
(
てんてん
)
謂
(
い
)
虚傲
(
きょごう
)
藁
(
わら
)
蒼穹
(
そうきゅう
)
若
(
も
)
自惚
(
うぬぼ
)
脳裡
(
のうり
)
聡明
(
そうめい
)
縋
(
すが
)
甚
(
はなは
)
下手
(
へた
)
無垢
(
むく
)
深潭
(
しんたん
)
欺
(
あざむ
)
慷慨
(
こうがい
)
嘯
(
うそぶ
)
呟
(
つぶや
)
匹夫
(
ひっぷ
)
乃公
(
おれ
)