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『東京だより』
ふりがな文庫
『
東京だより
(
とうきょうだより
)
』
東京は、いま、働く少女で一ぱいです。朝夕、工場の行き帰り、少女たちは二列縦隊に並んで産業戦士の歌を合唱しながら東京の街を行進します。ほとんどもう、男の子と同じ服装をしています。でも、下駄の鼻緒が赤くて、その一点にだけ、女の子の匂いを残してい …
著者
太宰治
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約9分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
或
(
あ
)
此
(
こ
)
溜息
(
ためいき
)
鼻緒
(
はなお
)
馴
(
な
)
際立
(
きわだ
)
陳腐
(
ちんぷ
)
綺麗
(
きれい
)
算盤
(
そろばん
)
筈
(
はず
)
稀
(
まれ
)
独
(
ひと
)
爽
(
さわ
)
下手
(
へた
)
所謂
(
いわゆる
)
愕然
(
がくぜん
)
執
(
と
)
合点
(
がてん
)
匂
(
にお
)
依
(
よ
)
以
(
もっ
)
下駄
(
げた
)