“夜釣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
よづり71.4%
よつり28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あの晩の夜釣よづりに限つて、船頭を歸してしまひ、一人でぎ出して行つたとか、誰にも逢はなかつたとか、まことにたよりない話で」
銭形平次捕物控:311 鬼女 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
御厩河岸おうまやがしわたしを越して彼方かなたよこたわる大川橋おおかわばしの橋間からは、遠い水上みなかみに散乱する夜釣よづりの船の篝火かがりびさえ数えられるほどになると
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
虎列拉コレラ流行はやり出した為め大阪名物の一つ、築港の夜釣よつりが出来なくなつたのは、釣好きにとつて近頃の恐慌である。
「いえ、今晩三人揃つて、商賣を休んで夜釣よつりに行くことまで聽いて來ましたよ」