“夜具”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
やぐ79.0%
よのもの9.7%
よるのもの4.8%
とこ3.2%
これ1.6%
やぎ1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一同はそれから、すみずみからいろいろな器具を発見した、そのうちにドノバンが夜具(やぐ)をうちかえすと、一さつの手帳があらわれた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
いやその相手なき酒宴には、とうに飽いて、杯盤も遠くにやり、茵(しとね)の横には、脇息がわりに、白絹の夜具(よのもの)を厚く折りかさねていた。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼が家の夜具(よるのもの)は、宇都宮(うつのみや)の釣天井(つりてんじょう)程に重く大きなものだ。彼が家の婆さんは、七十過ぎて元気おさ/\若者を凌(しの)ぐ婆さんである。婆さんの曰く、私(わたし)の家(うち)は信心なんざしませんや。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎、徳冨蘆花(著)
「何(なん)だか陰氣(いんき)に成(な)りました。こんな時(とき)、むかし一(ひと)つ夜具(とこ)を被(かぶ)つた女(をんな)の墓(はか)へ行(ゆ)くと、かぜを引(ひ)きさうに思(おも)ひますから。」
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
隅「さ、寒いから夜具(これ)を」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ほんの仔豚の肉だけという極く軽い夕食を認(した)ためると、さっそく彼は着物をぬぎすてて、夜具(やぎ)の中へもぐりこむなり、ぐっすりと深い眠りにおちた。